現職・佐藤氏、明言避ける 知事選出馬
11月11日の任期満了に伴う知事選で、民主党県連が3選出馬の態度を明らかにしていない現職の佐藤雄平氏(66)=2期=に対し、意向を確認したことが14日、分かった。関係者によると、佐藤氏は進退について明言を避けたとみられる。
佐藤氏と会談した亀岡義尚幹事長は同日、福島民友新聞社の取材に対し「(佐藤氏は)今は職務に専念し復興に懸ける思いが強いと受け止めた。引き続き、佐藤県政を全力で支えていく立場だ」と述べた。会談は福島市で12日に行われた。
佐藤氏は、17日開会の6月定例県議会でも去就を示さないことが確実視されている。ヤマ場が迫っている中間貯蔵施設の建設をめぐる問題や訪独など今後の政治情勢を踏まえ、県連内には14日、佐藤氏の意思表明が8月以降にずれ込むとの見方が強まった。
県連は、佐藤氏の動向や独自候補の擁立を目指す自民党県連の選考作業を見極めながら、社民党県連、連合福島、無所属県議による4者協議の枠組みで共闘態勢の構築に向けた準備を続ける。連合福島も新体制が発足する23日の臨時大会以降、佐藤氏に意向を確認した上で、佐藤氏との政策懇談会を開催したい考えだ。
(2014年6月15日 福島民友・県内選挙ニュース)
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