知事、進退明言せず 「目の前の課題取り組む」
佐藤雄平知事は、任期満了(11月11日)に伴う知事選への3選出馬の意思について、20日の6月定例県議会で民主・県民連合の西丸武進議員(いわき市)の代表質問に対して「引き続き、目の前の課題にしっかりと取り組む」と述べるにとどめ、進退について明言しなかった。
西丸議員は佐藤県政を評価しながら「進退を明確に示すべき時にきているのではないか。県民の思いにどのように応えていくのか」とただした。
佐藤知事は2期7年余の県政運営を振り返りながら、震災と原発事故後の実績と課題を挙げた上で「新生ふくしまの実現に向け、全力を尽くす」と復興に注力する姿勢を強調した。
本会議終了後、佐藤知事は「引き続き」という表現について報道陣から問われ、「復興に向けて一つ一つ対応していかなければならないということだ」と多くを語らなかった。
佐藤知事の意思表明の時期は、中間貯蔵施設の建設をめぐる問題などを踏まえ、8月下旬以降となる見方が強まっている。
(2014年6月21日 福島民友・県内選挙ニュース)
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