佐藤氏の動向を注視するとした「みんなで新しい県政をつくる会」のメンバー

　任期満了に伴い１０月９日告示、２６日投開票で行われる知事選で、共産党県委員会や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は１２日、県庁で記者会見し、知事選に向け大同団結を県民に呼び掛ける方針をあらためて示した。
　６月に同会が示した政策方針を精査し、県内原発の全基廃炉や原発事故の完全賠償、県民の健康管理について国に責任を求めることなど４点を「オール福島」の一致点として提示。各団体に引き続き協力を呼び掛けていく考えだ。
　現職の佐藤雄平氏（６６）や他党候補との相乗りについて久保田仁共産党県委員長は「どんな政策を掲げるか分からず、現時点で肯定も否定もできない。全ての可能性があり、分かった時点で検討し、判断する」と述べ、佐藤氏の進退や他党の候補者擁立の動向を見守る姿勢を強調した。一方で「政策の一致する候補がいなければ、その時点で対応を考える。独自候補ありきではない」と説明した。
（２０１４年８月１３日　福島民友・県内選挙ニュース）