鉢村氏が出馬意思 自民県連17日要請、受諾の見通し
任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票で行われる知事選で、自民党県連が擁立する方針の元日銀福島支店長で神戸支店長の鉢村健氏(55)は立候補の意思を固めたとみられることが15日、分かった。鉢村氏は「福島の復興と日銀神戸支店長の仕事を同時には果たせない」として同日付で神戸支店長を退任した。県連によると、17日に県連から正式に出馬要請を受けて近く受諾する見通し。
日銀は15日、鉢村氏が神戸支店長から総務人事局に異動する同日付の人事を発表した。鉢村氏は、福島民友新聞社の取材に対し「福島の復興は大切だ。さまざまな県民から福島の実情を訴える声が届き、それが胸に刺さり、責任を感じている」と強調。本県の復興と日銀神戸支店長の職について「二つ同時にはできない」として、13日に自ら異動を申し出たと明かした。関係者によると、鉢村氏は立候補への環境が整った上で近く日銀を退職するもようだ。
自民県連は17日、鉢村氏に福島市で会い、正式に立候補を要請する。正式要請を踏まえて21日、同市で総務会を開き、鉢村氏の擁立を機関決定する見込み。併せて支部長・幹事長会議を開いて鉢村氏への県連を挙げた支援体制を確認。25日までに党本部に推薦を申請する方針。
(2014年8月16日 福島民友・県内選挙ニュース)
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