民主、現職の判断待つ方針 4者協の出馬要請困難に
任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票で行われる知事選で、民主党県連は、立候補の場合に支援する方針を決めている現職の佐藤雄平氏(66)=2期=に対し、3選出馬の要請を見送り、佐藤氏の進退表明を待つ方針を固めた。複数の県連関係者が19日、明らかにした。同じく佐藤氏支援を前提にする社民党県連、連合福島、無所属県議と20日、佐藤氏への出馬要請について対応を再協議するが、4者協議会としての佐藤氏への出馬要請は現時点で難しい情勢となった。
民主県連関係者によると、同県連が出馬要請を見送る理由については「佐藤氏の進退表明の時期は近いとみている。党内が本人の意思を尊重すべきだとの見解であらためてまとまった」としている。
20日の再協議では、4者協として早期の出馬要請を求めている社民県連、連合福島、無所属県議に対し、民主県連は要請見送りの方針に理解を求めるとみられる。4者協で足並みがそろわない場合の対応が焦点となる。
4者協としての佐藤氏への出馬要請をめぐっては18日の会合で、民主県連を除く社民県連、連合福島、無所属県議が早期要請すべきだとの認識で一致したが、民主県連は結論を持ち越していた。
(2014年8月20日 福島民友・県内選挙ニュース)
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