任期満了に伴い１０月９日告示、同２６日投開票で行われる知事選をめぐり、現職の佐藤雄平氏（６６）＝２期＝は４日に進退を明らかにするとみられることが３日、関係者への取材で分かった。４日に自身の連合後援会からの３選出馬の要請を受けて、進退に言及するもようだ。
　佐藤氏に近い関係者の中には、佐藤氏が要請を受けても態度を保留するとの見方もある。
　関係者によると、佐藤氏はこれまで不出馬の意向を関係者に伝えていた。一方で民主、社民両党県連、連合福島、無所属県議による４者協議会が出馬要請して以降、後援会などが出馬の働き掛けを強めている。後援会の出馬要請は４日、福島市で開かれる代表者会議で後援会幹部が行う。佐藤氏は今週中に進退を示す方針を示していた。
　佐藤氏は、県政最大の課題に位置付けた中間貯蔵施設の建設受け入れ判断を進退表明の前提としていたが、１日に安倍晋三首相に受け入れを伝えたことで進退を明らかにする環境が整ったとみられる。
（２０１４年９月４日　福島民友・県内選挙ニュース）