前双葉町長・井戸川氏、茨城の接客業・高嶋氏が出馬表明
◇任期満了に伴う知事選で、前双葉町長の井戸川克隆氏(68)=埼玉県加須市に避難=は16日、県庁で記者会見し、無所属で立候補すると表明した。
井戸川氏は「国や東京電力の言いなりにならず、県民主権の県政を進める」と述べた。また「除染よりも心の復興と健康を守ることが優先事項。まだ避難が必要」と主張。現在の避難区域にとらわれず県独自に放射線の管理区域を設定したり、詳細な放射線量のデータを示し県民に避難の選択肢を与えるなど、被ばくを最小限に抑える政策を掲げた。
◇10月の知事選で、茨城県結城市の接客業高嶋努氏(51)が16日、県庁で記者会見し、無所属で立候補することを表明した。
高嶋氏は立候補の理由について「東京電力福島第1原発事故で被害を受けた福島を発信源として日本を良くしたい」と語った。その上で「自分の人脈を生かし、党派を超えて政策を実現させたい」と話した。政策としては、道州制の導入や福島空港と茨城空港の連携をはじめ、国政選挙の制度改革などを挙げた。
(2014年9月17日 福島民友・県内選挙ニュース)
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