共産系は「知事選」独自候補の擁立を見送り
任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票で行われる知事選で、共産党県委員会や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は23日、福島市で幹事会を開き、独自候補を擁立せず既に出馬表明している候補者を支援する方針を決めた。支持候補は24日に発表する。
会議は非公開で行い、構成団体の代表ら16人が参加。原子力政策で近いとみる前岩手県宮古市長の医師熊坂義裕氏(62)を支援する方向とみられる。同会は「オール福島」での大同団結を呼び掛け、前副知事の内堀雅雄氏(50)への支援も検討してきたが、原発再稼働を進める自民党本部が支援する内堀氏支持に難色を示す意見が多いという。
同会は1988(昭和63)年の結成後、知事選7回のうち5回、同会から無所属候補を擁立。残る2回は共産の公認候補を支援した。
(2014年9月24日 福島民友・県内選挙ニュース)
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