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「原発」争点にならず 福島で6氏が知事選・公開討論
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告示を1週間後に控え、公開討論で本県復興への政策などを示した各立候補予定者=2日、福島市
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任期満了に伴う知事選告示まで1週間となった2日、立候補予定者による公開討論会が福島市で開かれた。いずれも無所属での立候補を表明している前副知事の内堀雅雄氏(50)=福島市、前岩手県宮古市長で医師の熊坂義裕氏(62)=福島市、前双葉町長の井戸川克隆氏(68)=埼玉県加須市に避難、牧師の五十嵐義隆氏(36)=いわき市、会社役員の伊関明子氏(59)=北塩原村、会社役員の金子芳尚氏(58)=白河市=の6人が本県復興の在り方に主張を戦わせた。投票は26日。
日本青年会議所(JC)東北地区福島ブロック協議会の主催。接客業の高嶋努氏(51)=茨城県結城市=は欠席した。復興策への質問に「○×」式で答えたほか、産業振興、少子高齢化対策をテーマに討論した。県内原発については6氏が全基廃炉で一致、争点になりにくい状況が浮かんだ。県が大熊、双葉両町で中間貯蔵施設の建設受け入れを容認したことには内堀、熊坂、伊関の3氏は「やむを得ない」と回答したが、井戸川、五十嵐、金子の3氏は「どちらとも言えない」とし、考えを明確に示さなかった。ただ、短期決戦で有権者への政策の浸透が課題となる中、来場者からは「政策の違いが明確には伝わってこなかった」との感想が聞かれ、選挙戦に向けて各氏の政策発信が問われる。
(2014年10月3日 福島民友・県内選挙ニュース)
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