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継承と刷新で攻防 知事選後半戦、現県政の批判票焦点

 震災、原発事故後初となる第20回知事選は17日、選挙戦の中日を迎え、26日の投票に向けて後半戦に入る。これまでの選挙戦では、県政の継承と発展を訴える前副知事の内堀雅雄候補(50)に対し、医師の熊坂義裕候補(62)ら刷新を掲げる5候補が県の震災対応の遅れなどを追及、批判票の獲得を目指す構図となった。ただ新人同士の戦いで政策浸透よりも名前の売り込みを重視する傾向も見られ、有権者が新知事を判断するために十分な政策論争が後半戦で求められる。
 内堀候補は前半戦を全県一巡に費やし、知名度アップに注力し、街頭で県の政策を発展させながら復興を実現する姿勢を強調した。県の原発事故対応への批判もあるが、陣営は「(県は)必ずしもパーフェクトではなかった」と積極的に反論しない構え。県政に精通する立場から復興への具体的な展望を前面に打ち出すことで、復興を推進していく実行力の是非を争点にしていく戦術を練る。選挙戦後半には各地区で個人演説会を組み、組織を引き締めて支持を固めながら、浮動票の掘り起こしも進める。
 熊坂候補は前半戦で都市部や仮設住宅などを重点に全県を巡った。原発事故当初の情報公開の遅れが被害を深刻化させたなどと指摘して独自の対応策を示し、県の復興策に不満や疑問を抱く有権者層に浸透を図っている。後半戦は「避難者が現県政に閉塞(へいそく)感を抱いている」として、県政刷新の柱に掲げる原発事故対策の総見直しについて都市部の街頭演説を増やし、さらにアピール。同様に県政刷新を訴える候補者との違いを際立たせるため市長を務めた行政手腕を強調することで、批判票の集約を狙う。
 前双葉町長の井戸川克隆候補(68)は前半戦に続き、仮設住宅回りを強化する。牧師の五十嵐義隆候補(36)は県内遊説を強め、健康管理の充実などを訴える。
 コンビニ店長の伊関明子候補(59)は唯一の女性候補として女性票の開拓を進め、会社役員の金子芳尚候補(58)は地元の白河市や有権者が多い主要市で遊説を強める。
(2014年10月17日 福島民友・県内選挙ニュース)



 

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