内堀氏が優位に立つ、熊坂氏は懸命に追う 復興知事選
震災、原発事故後初となる第20回知事選の投票を26日に控え、福島民友新聞社は17〜19日、読売新聞社と共同で世論調査を行い、取材で得た情報を加味して情勢を分析した。無所属の新人6候補による戦いは自民、民主、公明、社民各党が相乗りで支援する前副知事の内堀雅雄候補(50)が優位に立ち、新党改革が支持、共産党が自主的に支援している医師の熊坂義裕候補(62)が懸命に追う展開になっている。ただ、有権者の約2割が意中の候補を決めておらず、終盤戦に向けた各陣営の戦略が得票数を左右する見通しだ。
本県復興へのかじ取り役を選ぶ重要な選挙だが、これまでの舌戦で政策論争は深まらず、有権者の関心は過去の知事選や参院選などの調査で同程度の水準。有権者の6割が投票に当たって政策や公約を重視する姿勢を見せており、各候補が復興に向けた具体的な政策を示せるかが求められる。
(2014年10月20日 福島民友・県内選挙ニュース)
|