「県議補選いわき」終盤の情勢 3候補、支持拡大に奔走
知事選と同日選で行われる県議補選いわき市選挙区(欠員1)は、26日の投開票に向け終盤戦を迎えている。自民党新人の木田孝司(53)、無所属元職の佐藤健一(65)=2期、共産党新人の吉田英策(55)の3候補が1議席をめぐり、支持拡大に奔走している。3陣営とも、有権者の反応から「選挙ムードが浸透していない」とし、投票率は低めと予想する。
木田候補は投票率を50%として、得票目標を5万5千票に設定。自民議席の確保を合言葉に党の国会議員や県議、市議が応援に入り、市内全域で組織力を使った票の積み上げを狙う。
佐藤候補は目標数を設定せず、地元の内郷地区を中心に票固めを進めつつ、全域での浸透を図る。前回県議選での政党公認から無所属に立場を変え、党を超えた幅広い支持を求める。
吉田候補は投票率が40%台とみて過半数の5万票を目標に設定。党員の票のほか、原発問題に関して他候補との差別化を図り、政策重視を有権者に訴えて浮動票の取り込みを目指す。
(2014年10月24日 福島民友・県内選挙ニュース)
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