「知事選」26日投票 6候補、復興策訴えフィナーレ
震災、原発事故後初となる第20回知事選は26日、投票が行われ、即日開票される。届け出順にいずれも無所属新人で、前副知事の内堀雅雄(50)、前双葉町長の井戸川克隆(68)、牧師の五十嵐義隆(36)、医師の熊坂義裕(62)、コンビニ店長の伊関明子(59)、会社役員の金子芳尚(58)の6候補が25日まで、本県復興の加速化に向けて県政の「継承」と「刷新」をそれぞれ訴え、17日間の選挙戦を締めくくった。投票は26日午前7時から、1296投票所で行われる。開票終了は同日午後10時30分ごろの見通し。
過去最多の6候補による戦いは、自民、民主、公明、社民各党の相乗りによる支援を受け、県の復興策継続を掲げる内堀候補に対し、熊坂候補ら5人が県政の見直しを草の根で訴える構図で展開された。復興のかじ取り役を選ぶ選挙にも、佐藤雄平知事の態度表明が遅れたことで、主な候補が出そろったのが9月中旬と異例の短期決戦となり、政策論争は深まらなかった。
4年前の前回は、4党相乗りの佐藤知事と共産党新人の戦いで、佐藤氏の「絶対優位」の見方が強まり選挙ムードは低調。投票率が過去最低の42.42%を記録した。今回も低投票率が懸念されている中で、期日前投票は24日までの投票者数が前回の期日前投票者数を上回った。ただ昨年の参院選に比べては少なく、最終的に全体の投票率が前回を上回れるか注目される。
15日現在の有権者数は161万2832人(男性78万630人、女性83万2202人)。
(2014年10月26日 福島民友・県内選挙ニュース)
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