県内各党談話 本県復興の“新リーダー”へ期待と注文
前副知事の内堀雅雄氏が初当選した知事選の結果を受け、県内各党は26日、談話を発表した。本県復興の新たなリーダーとして新知事への期待と注文を表した。
◇復興へ大きな役割 杉山純一自民党県連幹事長
県民からの信任を受け、他県が経験したことのない復興と将来への道筋を付けるという大きな役割を担うことになる。責任も大きく、決断力も必要だ。手腕を期待している。
◇期待託された結果 亀岡義尚民主党県連幹事長
内堀氏に県民の大きな期待が託された結果。県民と行政が一体となり「オール福島」体制で復興に向け力強く歩んでいけるよう、政治家として結節点の役割を果たすことを望みたい。
◇厳しく新知事注視 久保田仁共産党県委員長
県内外の原発ゼロの訴えは、復興を進める大前提として今後の県政に生かされるべきだ。新知事が安倍政権にはっきり物を言えるか、いや応なしに問われる。厳しい目で注視していく。
◇課題に力発揮して 甚野源次郎公明党県本部代表
内堀氏の政治手腕への期待が結果に表れた。今後4年間は正念場となる県政の課題に「人間の復興・県民の目線」で現場力、実現力、発信力を発揮し、県民の期待に応えてほしい。
◇県民の声ぶつける 本田朋維新の党県総支部幹事長
世界が注目する重要な選挙だった。県民の関心が高まらなかったとの批判はあるが、二元代表制の一翼として選挙で届かなかった県民の声を新リーダーに厳しくぶつけていく。
◇「全基廃炉」発信を 小川右善社民党県連代表
県内原発の全基廃炉と原発事故を二度と起こさせない強い決意を国内外に発信するよう望む。県民が一丸となり本県復興と原発に依存しない社会を成功させるため先頭に立ってほしい。
◇低投票率も念頭に 荒井広幸新党改革代表
低い投票率となり、どの候補も県民の心をつかめていない実態を示している。新知事には低投票率の結果も念頭に置きながら、復興の加速化に向け国や東電に強く物申す姿勢を求めたい。
(2014年10月27日 福島民友・県内選挙ニュース)
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