岡田准一主演&綾野剛共演、藤井道人監督が韓国映画『最後まで行く』をリメイク

(エンタメ総合)
 
映画『最後まで行く』(2023年5月19日公開)(C) 2023映画「最後まで行く」製作委員会

 俳優の岡田准一が主演する映画『最後まで行く』の制作が発表された。2014年に公開された同名韓国映画のリメイクに、『新聞記者』(20年)、『ヤクザと家族 The Family』(21年)、『余命10年』(22年)などの藤井道人監督との初タッグで挑む。岡田と共演するのは、『ヤクザと家族 The Family』、ドラマ『アバランチ』(22年)で藤井監督作品に出演してきた綾野剛。今年1~2月に行った撮影を、岡田は「ものづくりの情熱に震える最高の時間でした」と称えた。来月、残りの撮影を終わらせ、来年(23年)5月19日に公開予定。

【画像】ヒットメーカーの仲間入りを果たした藤井道人監督

 原作の韓国映画は、ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンス。『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが主演し、韓国で5週連続1位、観客動員345万人の大ヒットを記録。第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品に選出された。また、中国、フランス、フィリピンでリメイクされ、フランス版リメイクの『レストレス』は今年2月にNetflixで一斉世界配信された。

 悪い時には悪いことは重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事と、それを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間=4日間の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感、そして思わずクスっと笑ってしまうコミカルさをスパイスに展開する絶対絶命、極限のノンストップ・サスペンス・アクション。脚本は、藤井監督とともに『22年目の告白 私が殺人犯です』で斬新な脚色を行った平田研也を迎え、オリジナル版を凌駕する日本ならではの特色とアレンジを大胆に加えた。 

 藤井監督は、2020年『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、第43回日刊スポーツ映画大賞・作品賞、2020年エランドール賞、第74回毎日映画コンクール日本映画優秀賞など、その年の映画賞を総なめし、その後も『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020年)、『ヤクザと家族 The Family』(2021年)、『余命10年』(2022年)と次々と話題作を発表。『余命10年』では、興行収入30億円を突破し、大ヒットを記録したことも記憶に新しい。また、来年には横浜流星主演の『ヴィレッジ』の公開も控えるなど、その活動には映画人のみならず、多くの観客が常に次回作を待ち続ける存在となり、現在注目の若手監督のひとりだ。

 主演の岡田も、近年だけでも『追憶』(2017年)、『関ケ原』(17年)、『散り椿』(18年)、『来る』(18年)、『ザ・ファブル』(19年)、『燃えよ剣』(21年)、『ヘルドックス』(22年)と数々の主演作で、巨匠、気鋭の監督とタッグを組み、歴史上の人物からコミカルな“伝説の殺し屋”まで幅広く巧みに演じ分け、その高い演技力が評価される。そんな岡田が、今回同世代の映画監督・藤井と初めてタッグを組んだ。ひとつの事故を発端に、次々と悪魔のような災難が降りかかる男・工藤を圧倒的な存在感と演技力で魅せる。

 今回の綾野は、岡田演じる刑事・工藤を追う冷徹な監察官・矢崎を演じる。岡田と綾野は、2010年公開の『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』で1シーンのみの共演があったが、今回満を持して、本格的な共演は初めてとなる。藤井監督作品で、常に新しい顔を魅せてきた綾野が、今回またどんな顔を魅せてくれるか楽しみのひとつだ。

■岡田准一のコメント
藤井監督とスタッフ、そして綾野剛さんと過ごした撮影期間は、ものづくりの情熱に震える最高の時間でした。
綾野剛さんに追い詰められていく人物を演じるのは、今までの映画人生の中で一番エネルギーを使いました。
日本映画界の希望、藤井監督が織りなす最後まで加速するストーリーをぜひご覧いただきたいです。

■綾野剛
藤井組の新たな作品に参加出来たこと、その撮影の日々は本当に幸せでした。藤井さんはカメレオン監督。常にジャンルレスであって、挑戦への熱量を絶やさない。まだ見たことのない、見せたことのない役の生き方を探求し提示し一緒に走ってくださいます。僕の知らない僕をいつも見つけてくれる無二の監督です。
そしてひとつの目標であった岡田准一さんとの共演。対峙し続ける関係ですが、僕のその想いが溢れてしまわないか、調整に苦労しました。ずっと見ていたくなる。これは役の矢崎にも通ずる良い影響をもたらしてくれました。
嵐のように変化を恐れないこの組の熱意は、総合芸術である事の大切さをいつも更新させてくれます。
ただひたすらかっこいいチームに乗せられて、志高き各部署のスタッフと共に最後まで生き切りました。
ぜひ劇場で目撃ください。

■藤井道人(監督・脚本)
小学生の時から憧れだった岡田准一さんとの仕事は、自分にとって忘れられない最高にエキサイティングな時間でした。映画に向き合う姿勢、キャスト、スタッフへの気配り、クリエイティブな発想の全てがこれからの自分の映画制作の糧になりました。そして、戦友の綾野剛さんも参加してくれて、自分でもびっくりするくらい面白い映画が出来ました。1秒も飽きることない、ノンストップエンターテイメントに仕上がっていると思います。そして、新境地の岡田准一さん、綾野剛さんが撮れたと思っています。
ぜひ、公開を楽しみにしていてください。
韓国で本作のオリジナル映画を作ったキム・ソンフン監督に敬意をこめて。

■西村信次郎(プロデューサー)
不幸、不都合、不条理、不運の連鎖と忖度が一気に押し寄せてきたら…不器用でいきあたりばったり。ドキドキしながらハラハラしながらドタバタしながら何とかしないといけない。上手くいかずさらに困難に陥る。情けないけど可笑しくて愛すべき役をお願いできるのは岡田准一さんしかいませんでした。岡田さん最高です。立場が違う役の綾野剛さんも(ネタバレできませんが)また最高です。藤井道人監督の新たな最高傑作です。