大型犬と小さな子どもが戯れる姿には思わず心を奪われる人も多く、SNSの投稿でも人気を得ている。モフモフの大型犬に気持ち良さそうに抱きついている2歳児の動画が、「ハイジとヨーゼフのよう」などとコメントが寄せられた。一方、スタンダードプードルがすぐ背後で激しく遊んでいるにも関わらず、全く反応を見せない5歳児の姿を収めた動画に、700万回再生の反響を呼んだ。そんな様子を見守る2組のお母さんに聞いたエピソードを、改めて振り返る。
【写真】「シン・もののけ姫？」生後1ヵ月ですでにモフモフ沼から抜け出せない娘さん“夢のベッド化”する大型犬
◆大型犬と2歳児の戯れに最高に癒される「幸せが何倍にも増えました」
床に寝そべる大型犬のシュシュちゃんの上に覆いかぶさり、気持ち良さそうに抱きついている2歳の女の子。「もふもふに沼って抜け出せない2歳児」と題されたこの動画には、「最高の癒しタイム」「見てるだけで癒される」「こういう暮らし、ほんと素敵」などとコメントが寄せられた。
山奥暮らしのシュシュさん一家は、大型犬のグレートピレニーズのシュシュちゃんとオールドイングリッシュシープドッグのむぅむぅちゃん、小型犬のトイプードルのビビちゃんと生活をしているが、大型犬を愛でる時と小型犬では、明らかに娘さんの力加減は違うという。
「超大型犬に当たりが強いとはいいませんが、『ぎゅーって全身でダイブすると、小型犬には痛いかもしれない』と2歳児なりにわかっているようです」
産まれた時は娘さんが末っ子で犬たちから守られる存在だったが、「危険を感じると（お母さんと同じ身長である）超大型犬は娘を守ろうとするので、“守らなければならない存在”とは思っているようです」といまでは飼い主と認められたのか、娘さんに従ってくれるようになったそうだ。
現在、大型犬の子犬も一緒に暮らしているため、まだ子犬で力加減もわからないことや「シュシュとは違うんだよ」ということも教えている。幼い子どもと犬が一緒に生活する上で、「子犬はまだ当たりも強いので、落ち着いているときにやさしく触れる、興奮しているときは近寄らないといったことを娘には伝えています」と気をつけることも多々ある。
小型犬だけを飼っていた時と比べると、超大型犬がいる生活はかなり大変で忙しいという。一方では、「幸せが何倍にも増えました。一緒にいろんなところに出かけ、いろんな思い出を作れるいまの環境に、感謝でいっぱいです」と日々の生活が充実しているそうだ。
◆犬たちの激しいじゃれ合いも全然気にならない息子さん「これがこの子の普通なんだ」
いつも仲良くじゃれ合っているスタンダードプードルのラウルくんとシャビくん。2匹がすぐ背後で激しく遊んでいるにも関わらず、全く反応を見せない5歳の息子さんに「微動だにしないｗｗ」「全く動じない子どもさん可愛い」「1番小さいのに1番お兄ちゃん感すごい笑」などのコメントが寄せられた。
全然気にならない様子の息子さんに対して、「“これがこの子の普通なんだろうなぁ”と思い、日常を撮りました」と言うお母さん。初対面の際も犬たちとは、すぐに打ち解けた。
「初めて会った時は、息子はまだ1歳だったので、わんこが増えることがよくわからない状態でした。でも、この2匹の他にトイプードルがいるのですが、息子が生まれる前からいたので、息子にとっては生まれた時から犬のいる暮らしが当たり前で、始めから自然と受け入れていたように思います」
小さな頃から、おもちゃの取り合いをしたり本当の兄弟のように育っている。
「息子は、好奇心旺盛ですが、インドア派のおちゃらけで社交性があります。ラウルはマイペース、どちらかというと猫タイプで、だいたい寝てます。逆に、シャビは“ザ！犬！！”みたいな天真爛漫なかまってちゃんです」
犬たちとの生活を振り返り、お子さんに対して、よかったと思うこともあるそうだ。
「動物は人と同じで気持ちもあるし、痛みも感じるし嫌なこともあるし、嬉しいこともあるし、君と同じなんだよ！ということが自然とわかってくれたことです」
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