脚本家・山田由梨氏によるエッセイ本『ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち』(KADOKAWA)が、10日に発売された。
【画像】山田由梨氏がウツ体験つづった『ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち』
山田氏は、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』シリーズ、AbemaTVオリジナルドラマ『17.3 about a sex』などの脚本で注目された、新進気鋭の脚本家。29歳でうつと診断され、30歳以降は毎年冬季うつを繰り返すようになった。
初のエッセイ本では、この体験から感じたこと、休みをとることの難しさと大切さ、元気な夏と元気になれない冬を行き来する心持ちについて、正直につづった。2025年春から夏にかけての全編書き下ろし。
■「あとがき」より一部抜粋
「わたしが全然ダメなときの話、特にうつのことを書くのは、勇気がいることでもあった。なるべく全てうまくいっていると思わせたい気持ちがないわけじゃない。とりつくろいたいし、かっこよくいたい。でもダメなところを書き出して、1つ1つ文章にまとめていくという作業は、自分から少し離れたところにそれを置いて、眺めてみるというような感覚があって、不思議とそれをしているとどれもこれも愛しく、可愛らしいと思えた。」
■目次
はじめに ―休むこと
1章 ほんとうは冬眠したい
冬に調子が悪くなる
冬の習慣
スパイスカレー
ほぐれてから話せること
趣味がない
うつが明けるXデー
元気
ねこらむ 猫が家族になった日
2章 より良く生きたいだけなのに
なにもしてない
都心で食べる川魚
おしゃれになりたい
誰にも言いたくないこと
仮免許学科試験
仮免許実技試験
急な体
モチベーションがなくても
まあいっか
ねこらむ 猫になれない
3章 ぜんぜんダメでパーフェクトなわたし
別れは少しずつ
猫の入院
人生のパラダイムシフト
傷つくこと
山元町でのこと
災害ユートピアから
夢も目標もない
わたしは球体
ねこらむ 猫は死ぬべきではない
おわりに ―書くというセルフラブ
NHK夜ドラ『つくたべ』脚本家・29歳でうつと診断、30歳以降は毎年冬季うつ 山田由梨氏が初エッセイつづる
2025/11/11 18:02
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