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「第5回 日本サービス大賞」受賞事例を発表 ~内閣総理大臣賞はナビタイム「Japan Travel」~

2025/12/09 18:30

  • 公益財団法人日本生産性本部
Japan Travel by NAVITIME
村上輝康 日本サービス大賞委員会委員長(産業戦略研究所代表)
Japan Travel by NAVITIME
村上輝康 日本サービス大賞委員会委員長(産業戦略研究所代表)
Japan Travel by NAVITIME
村上輝康 日本サービス大賞委員会委員長(産業戦略研究所代表)
Japan Travel by NAVITIME
村上輝康 日本サービス大賞委員会委員長(産業戦略研究所代表)
13都道府県から33件の「革新的な優れたサービス」が受賞

「第5回 日本サービス大賞」 内閣総理大臣賞はナビタイム「Japan Travel」 13都道府県から33件の「革新的な優れたサービス」が受賞

 

(公財)日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(代表幹事:小林 喜光(公財)日本生産性本部 会長)は、12月9日、「革新的な優れたサービス」を表彰する「日本サービス大賞」の第5回受賞事例を発表しました。

最優秀賞である内閣総理大臣賞をはじめ、経済産業、総務、厚生労働、農林水産、国土交通、地方創生の各大臣賞、JETRO理事長賞、優秀賞および審査員特別賞の全33件を選出しました。

 

日本サービス大賞への応募は、日本国内の事業者であれば業種や営利・非営利を問わず応募することができます。今回も、日本全国の幅広い業種から768件の応募がありました(2019年募集の第3回は762件、2021年募集の第4回は749件)。

受賞したサービスは、情報通信・AI・ビッグデータなどの先進技術を活用したサービス、人口減少社会における子育てや医療・介護、働き方、地域活性化などの課題に取り組むサービス、多様性を尊重する社会づくりに貢献するサービス、災害に立ち向かうサービスなど多種多様です。一方、共通の特徴として、サービスの送り手と受け手の「価値共創」という観点で優れたサービスイノベーションを実践しています。

当協議会では、優れた受賞事例を発表するだけでなく、これらの特徴を学びやすい形で広く普及していきます。

 

内閣総理大臣賞
訪日観光ナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」
株式会社ナビタイムジャパン 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080580-O1-yA4399gy
【サービスの概要と特徴】

訪日外国人観光客向けに、観光情報から旅行プラン作成・予約、経路検索、旅行体験共有まで全工程で役立つ機能を1つにまとめたアプリ。13言語に対応し、月間ユニークユーザー数は200万ユーザーにのぼる(全訪日観光客の約5割に相当)。日本全国あらゆる公共交通機関(電車・飛行機・バス・フェリー等)の時刻表に対応し、きめ細かな情報を提供。そこから得られたデータを分析し、地域の観光資源を発掘するなど地域活性化に寄与する。

 

【特に評価されたポイント】

●旅行に必要な機能と情報をワンストップに提供する優れた価値提案

●地域や観光事業者と連携協力し、新たな観光資源の発掘に貢献

●新たな体験価値を創造する共創型プラットフォーム

 

 

「第5回 日本サービス大賞」受賞一覧 (全33件/13都道府県)

※受賞サービスの詳細は、「日本サービス大賞」公式サイトをご覧ください。

 

内閣総理大臣賞 (1件)

●訪日観光ナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」/(株)ナビタイムジャパン(東京都)

 

経済産業大臣賞 (2件)

●学校と企業を繋ぎ、生きた学びを無料で届ける「SENSEI よのなか学」/(株)ARROWS(東京都)

●作業服の枠を超えて ~顧客と創る機能性ファッション~ /(株)ワークマン(群馬県)

 

総務大臣賞 (2件)

●「ATM 窓口」 ATM があらゆる手続き・認証の窓口に /(株)セブン銀行(東京都)

●IoT の「つなぐ」を簡単に  IoT プラットフォーム「SORACOM」/(株)ソラコム(東京都)

 

厚生労働大臣賞 (2件)

●障害者手帳の DX で障害者の社会参加を図るライフプラットフォーム「ミライロ ID」/(株)ミライロ(大阪府)

●未診断や革新的新薬が届かない患者をゼロに「Medii E コンサル」/(株)Medii(東京都)

 

農林水産大臣賞 (2件)

●花とみどりの流通 DX を加速させるオープンプラットフォーム /豊明花き(株)(愛知県)

●関係人口が持続可能な里山を再生する「木を伐らない林業」/(株)中川(和歌山県)

 

国土交通大臣賞 (3件)

●地域の駐車場不足と交通渋滞を解消する、駐車場シェアサービス「アキッパ」 /akippa(株)(大阪府)

●売買・解体に加え第三の選択肢を!空き家解決サービス「アキサポ」/(株)ジェクトワン(東京都)

●山を歩きたくなる!登山アプリ「YAMAP」共助の仕組み  /(株)ヤマップ (福岡県)

 

地方創生大臣賞 (6件)

●クラゲの魅力を共に広め学び合う ~庄内が世界に誇る 夢の水族館~ /鶴岡市立加茂水族館(山形県)

●2024年1月1日能登半島地震  災害でも医療を止めないレジリエンス力 /(医)董仙会(けいじゅヘルスケアシステム)(石川県)

●後継者不足の伝統産業と、職人を志す若者をつなぐ「後継者インターンシップ」/(株)ニッポン手仕事図鑑(東京都)

●沖縄県民のおでかけを応援するサイト「ちゅらとく」/(株)パムローカルメディア(沖縄県)

●北海道ボールパーク F ビレッジが生み出す「共同創造空間」/(株)ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(北海道)

●しまなみ海道の魅力を世界へ!12 種のサイクリングサポート /(株)わっか(愛媛県)

 

JETRO 理事長賞 (1件)

●日本企業の海外進出をたった 5 分で実現する「セカイコネクト」/COUXU(株)(東京都)

 

優秀賞 (14件) ※印は審査員特別賞を併せて受賞

●地域と子育て家族をつなぐ、こども主役の暮らし体験「保育園留学」 ※ /(株)キッチハイク(北海道)

●従来の求人媒体でも派遣でもないスキマバイトサービス「タイミー」 ※ /(株)タイミー(東京都)

●トラブルを事件にさせない!新しい防犯型サービス「P サポ/mamorocca」 ※ /(株)ヴァンガードスミス(東京都)

●医療支援プラットフォーム「ファストドクター」 ※ /ファストドクター(株)(東京都)

●保育も仕事も同時に叶う、「子どものそばで働ける」託児付オフィス ※ /(株)ママスクエア(東京都)

●新規事業を包括的に支援・共創するイノベーションマネジメント・プラットフォーム ※ /(株)Relic(東京都)

●スマホひとつで確実な荷物預かり体験を実現する「エクボクローク」 /ecbo(株)(東京都)

●「Smart Eye Camera」を活用した新眼科診療モデルによる失明の撲滅 /(株)OUI(OUI Inc.)(東京都)

●お手伝いと旅を掛け合わせた人材マッチングサイト「おてつたび」/(株)おてつたび(東京都)

●コンサル無料!!休める稼げる農業を推進する生産流通サービス /(株)果実堂テクノロジー(熊本県)

●シェアリング・着地型観光 DX サービス「車泊(くるまはく)」 /トラストパーク(株)(福岡県)

●映画公開日からバリアフリー全国上映「HELLO! MOVIE」/ハロームービー(株)(東京都)

●醸造文化を支える、技術と感性のフルオーダーメイドサービス /(株)フジワラテクノアート(岡山県)

●リユース品の販路を世界の EC モールへ拓く「WASABI SWITCH」/(株)ワサビ(大阪府)

 

 

委員長総評:
高度化する価値共創のサービスイノベーションが
課題解決と生産性向上の切り札

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080580-O2-c4u6f8qb】 村上輝康 日本サービス大賞委員会委員長(産業戦略研究所代表)

第5回の日本サービス大賞では、前回を上回る768件の、分野も業態も地域も多岐にわたる貴重な応募をいただきました。人口減少が本格化し、内外に変化の激しい経営環境の下でも、これらの応募企業・団体は、標的顧客への深い理解をもとに、サービス資源を巧みに統合し、価値共創のサービスイノベーションを力強く推進しています。

すでに先進のデジタル技術の利活用は当たり前になっていますが、同時に、サービスを担う人のココロと身体で実現する、手作り感に満ちたサービスイノベーションも健在です。また、きめ細かい需給マッチングや、超精密というべき見事なセグメンテーション、思いがけない経営資源の組み合わせ、企業と顧客という「二方よし」の価値共創を超える多彩なエコシステムの創り込みなど、サービスイノベーションが一段と高度化していることも印象的でした。

日本サービス大賞は、サービスイノベーションの振興こそが、日本が直面する多様な課題の解決と生産性向上の切り札であることを確信させてくれます。

 

 

「第5回 日本サービス大賞」応募および審査の概況

■応募数:

 国内のサービス提供事業者より768件

■スケジュール:

 応募期間 2024年6月3日(月)~7月23日(火)

 審査期間 2024年7月~ 書類審査(一次、二次)、現地審査(オンライン、訪問)

 受賞発表 2025年12月9日(火)

■日本サービス大賞委員会(審査委員会):

 委員長 村上 輝康(産業戦略研究所 代表)ほか有識者 計10名

■審査基準:

 サービスの高度化と産業の発展を先導する「革新的な優れたサービス」であること。

 1.顧客から見たサービスの良さ

 2.「サービスをつくりとどけるしくみ」の良さ

 3.成果

 4.サービスイノベーションを通じた社会の発展への寄与

■表彰:

 内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞、総務大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、

 国土交通大臣賞、地方創生大臣賞、JETRO理事長賞、優秀賞、審査員特別賞 計33件

■主催:

 (公財)日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(SPRING)

 

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