「映画・Fukushima50」公開前に書籍PR 書店特設コーナー

 
映画「Fukushima50」に関連する書籍が並ぶ特設コーナー=いわき市・鹿島ブックセンター

 東京電力福島第1原発事故直後の現場で対応に当たった作業員たちの姿を描いた映画「Fukushima50(フクシマフィフティ)」の全国公開を前に、県内の主要書店では店頭に関連書籍をPRするコーナーを設けている。

 このうち、いわき市の鹿島ブックセンターでは、店舗入り口付近に特設コーナーを作り、原作や関連書籍、映画について紹介している。原発事故関連作品の映像化ということもあり、コーナーにある書籍に見入る来店者も多いという。広辺信夫外商部長(59)は「しんがりとして働いた人たちがいる。そのことを私たちも考えなくてはならないと思わされる本だ」と話した。

 このほか、福島市の岩瀬書店や西沢書店、郡山市のMIDORI、いわき市のヤマニ書房などの書店でも商品を展開している。

 映画の原作は作家門田隆将さんのノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫)。佐藤浩市さんと渡辺謙さんらが出演する。6日に全国公開される。