「Fukushima50」福島県内再上映へ いわきと福島で3月から

 

 東京電力福島第1原発事故直後の現場で懸命に対応した作業員を描いた映画「Fukushima50(フクシマフィフティ)」が、全国の劇場で再上映される。製作委のKADOKAWAが22日、発表した。県内では福島市のイオンシネマ福島が3月5日から、フォーラム福島が同11日から、いわき市のまちポレいわきが同19日から上映する。

 昨年3月公開の映画で、当直長として現場を指揮する地元出身の伊崎利夫役を佐藤浩市さん、故吉田昌郎(まさお)所長(当時)役を渡辺謙さんが演じたほか、吉岡秀隆さん、安田成美さんら豪華キャストが集結した社会派作品。双葉郡もロケ地になり、製作委には福島民友新聞社が参加した。

 第44回日本アカデミー賞では作品賞など最多12部門で優秀賞を受賞。3月19日の授賞式で、それぞれの最優秀賞が決まる。