【平成28年】「避難指示」続々と解除 避難区域は約3分の2にまで縮小

避難指示が解除され、南相馬市復興に向けての誓いで万歳する関係者ら=2016年7月12日
2016(平成28)年は、原発事故に伴う避難指示の解除が相次いだ。政府は6月12日に葛尾村、同14日に川内村、7月12日に南相馬市小高区と同市原町区の一部に設定した避難指示を解除した。避難区域の全体面積は原発事故当初の約1150平方キロから約726平方キロとなり、当初の約3分の2にまで縮小した。
3市村の住民の中からは、待ち望んだ自宅での生活を再開させ、「住み慣れた自宅は落ち着く」との声が聞かれた一方、帰還しないと決断した住民もいた。帰還した後の生活再建が課題となった。
【平成28年の出来事】
原発事故に伴う避難指示の解除進む
7月・聖光学院が全国高校野球選手権福島大会で10連覇
11月・中間貯蔵施設の本体工事が着工
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