スマホに「古関裕而」現る! 朝ドラへ福島、アプリで記念写真

 
古関が現れるアプリを利用する来場者=14日、福島市

 福島市出身の作曲家古関裕而がモデルのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の3月の放送開始を前に、市商店街連合会(市商連)は14日、同市中心部の古関の生誕地に近い「チェンバおおまち」で企画展「古関裕而と福島 素顔と歴史展」を始めた。スマートフォンのアプリを使って古関と記念写真が撮れる仕掛けもあり、市民が古関に親しんでいる。入場無料。3月30日まで。

 市商連は、中心市街地のにぎわい創出やまちなか周遊を目的に、「古関裕而ノスタルジックふくしま」事業と銘打った多彩な取り組みを展開していく。企画展では古関の風景画や色紙、年表の展示、古関の長男正裕さんのインタビュー映像の放映などを行っている。

 開始式では市商連の小河日出男会長が朝ドラ放映を念頭に「全国の観光客に古関のまちを発信していきたい」とあいさつし、木幡浩市長らとテープカットした。会場では、古関が幼少期に愛した大福として同市の駒田屋本舗が再現した「矢の餅」を来場者に贈った。29日午後1時からも先着50人に配布する。

 企画展の時間は午前10時~午後7時(祝日は午後5時まで)。