川俣シャモ「ライスバーガー」販売 朝ドラ・エール放送開始日

 
十五穀米のライスバンズで川俣シャモを挟んだ「和さんど」

 福島市土湯温泉町の温泉施設「御とめ湯り」を運営するHEART計画は川俣町農業振興公社と連携し、ライスバンズで川俣シャモを挟んだ「和さんど」(ライスバーガー)を開発した。福島市出身の作曲家古関裕而がモデルのNHK朝の連続テレビ小説「エール」の放映に合わせた商品開発で、放映開始日の30日から販売を始める。

 古関は川俣町の川俣銀行に勤務した経験がある。古関ゆかりの福島、川俣両市町にある会社が連携して完成させた。

 ムネ肉1枚をそのまま、十五穀米を使ったライスバンズで挟んだ。塩とこしょうのシンプルな味付けで、白髪ネギをあしらった。ムネ肉のしっかりとした歯応えに加え、肉のうま味が口の中に広がる。

 「御とめ湯り」で販売し、税込み1200円。エール放映期間中販売を続ける。テークアウトコーナーもあり、販売初日の30日はテークアウトコーナーに限り100円引きで販売する。

 HEART計画の加藤貴之社長は「土湯温泉など温泉地は新型コロナウイルスで打撃を受けているが、エールをきっかけに、協力して反転攻勢に出たい」、川俣町農業振興公社の渡辺良一専務は「今は暗い話題が多いが、素晴らしい商品が完成したので多くの方に食べに来てほしい」とそれぞれ話している。問い合わせは御とめ湯りへ。