『古関青春館』4月18日から展示始まる 福島・商店街にも写真

 
商店街の店先に張られた古関らの写真=福島市

 30日に放送が開始される福島市出身の作曲家古関裕而と妻金子(きんこ)夫妻がモデルのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」に合わせ、同市の商店街などが地域を盛り上げようと企画した展示「古関裕而まちなか青春館」が4月18日から、同市の県庁通りにあるNTT東日本福島支店大町ビル1階で始まる。新型コロナウイルスの影響を考慮し、24日に開いた実行委員会で当初より約2週間遅らせての開催を決めた。

 県庁通り、文化通り、レンガ通り、並木通りの各商店街や福島商工会議所などでつくる「まちなか回遊事業実行委員会」の主催。古関が福島で活動した青春時代をテーマに、古関関連の写真や資料などを展示し、街なか周遊の拠点とする狙い。24日からは各商店街の協力店舗の店先に古関の写真を飾る取り組みも始め、街全体を"古関一色"にする演出も始めた。

 実行委員長で県庁通り商店街振興組合理事長の中野義久さん(40)=文化堂社長=は「ようやく開催日が決まった。新型コロナウイルス感染症の対策も講じながら、街なかがにぎわう取り組みにしていきたい」と語った。県庁通り商店街振興組合は4月2日から、青春館近くの空き店舗に特産品やエール関連商品などを扱う販売コーナーも開設する。