朝ドラ「エール」待望のスタート!主演は窪田さん、二階堂さん

 
放送がスタートした「エール」を大型モニターで視聴する福島商議所青年部のメンバーたち=30日午前8時10分ごろ、福島市

 昭和の音楽史を代表する福島市出身の作曲家古関裕而と妻金子(きんこ)をモデルにしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放送が30日、始まった。激動の昭和を音楽とともに歩む夫婦が困難を乗り越え、ヒット曲を生み、人々を勇気づける物語が半年かけて描かれる。

 主人公役を窪田正孝さん、妻役を二階堂ふみさんが演じる。ドラマは朝ドラ史上"最古"の「紀元前1万年」から始まり、窪田さんと二階堂さんが原始人として登場。「人生のいろいろな場面にある音楽」を表現したシーンが続き、1964(昭和39)年の東京五輪の場面で本編が始まった。

 ドラマの舞台となる福島市の福島駅前では、午前8時から大型ビジョンで放映され、朝ドラの誘致活動を先導した福島商工会議所青年部員らが初日の放送を見届けた。中心メンバーの西形吉和さん(41)は「誘致実現の感動が込み上げる中、冒頭から度肝を抜かれた。東京五輪も描かれて作品への期待が高まった。市民として幸せを感じた」と満足そうな表情を見せた。

 同市は放送開始に合わせ、福島駅前に「エール」をPRするフラッグを掲示したほか、番組をPRするラッピングバスが31日から市内で運行される。