朝ドラ・エール初回!福島の視聴率「35.9%」 再放送も10.9%

 

 福島市出身の作曲家古関裕而と妻金子(きんこ)をモデルに、3月30日放送がスタートしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の福島地区の初回視聴率が35.9%だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区は21.2%、関西地区が19.9%。

 NHKは「過去の朝ドラの舞台となった地区の初回視聴率と比べても35%超えは驚異的な数字。再放送も10.9%で2桁を超えており信じられない」とした。関東地区の初回視聴率でみると、前作「スカーレット」の20.2%をやや上回り、2017年の「わろてんか」から6作連続で20%を超えた。

 エールの制作統括の土屋勝裕氏は「冒頭の原始時代に驚いた方も多かったと思いますが、これからも見どころ盛りだくさん。必死に夢を実現しようと励まし合いながら生きる登場人物たちの姿が視聴者に『エール』となって届くことを願っています」とした。主人公・古山裕一役を窪田正孝さん、ヒロインの関内音役を二階堂ふみさんが演じる。

 福島市の木幡浩市長は高視聴率について「古関さんに対する敬意の深さ、『エール』への期待の大きさが表れている」とコメントした。