歌手・伊藤久男の功績紹介! 古関裕而の親友、蛇の鼻で写真展

 
古関のピアノ演奏に合わせて伊藤が歌う写真など貴重な資料が並ぶ会場

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放送に合わせ、本宮市の花と歴史の郷「蛇の鼻」は1日、作曲家古関裕而の親友で、同市出身の歌手伊藤久男の功績を紹介する写真展を園内で始めた。古関のピアノ演奏に合わせて伊藤が歌う写真など、貴重な資料が並んでいる。11月30日まで。

 伊藤は、園内にある「蛇の鼻御殿」のあるじだった伊藤弥(わたる)の四男として生まれた。1932(昭和7)年、コロムビア歌手に応募し合格。デビューを果たすと古関作曲の「イヨマンテの夜」などを大ヒットさせた。ドラマでは、伊藤をモデルにした役「佐藤久志」が登場する。

 会場には、古関の指揮に合わせて伊藤が歌う写真や「イヨマンテの夜」の楽譜など約30点を展示している。会期中、写真を入れ替えながら展示する。