『古関メロディー』流し焙煎! 松北園茶舗、玄米ほうじ茶発売

 
古関メロディーを流しながら、お茶の焙煎を行っている店内

 古関メロディーを聴かせて焙煎(ばいせん)―。福島市出身の古関裕而をモデルにしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放映に伴い、同市北町の「松北園茶舗」は「ふくしま発 玄米ほうじ茶」を新発売した。草野勇社長(48)は「朝ドラを盛り上げ、福島を活気づけたい」と語った。

 同社は昭和初期に旧奥州街道沿いの現在地に店を構え、今も昔ながらの焙煎機を使っている。新商品は福島産の玄米をブレンドして自家焙煎した玄米ほうじ茶。古関にあやかって焙煎機脇で「高原列車は行く」など数々の古関メロディーを流して焙煎しており、店に入れば聞こえてくる。

 草野社長は福島商工会議所青年部に3月まで所属。朝ドラ誘致活動を始めたころ、JR福島駅前で古関の知名度調査を行い、若年層に知られていない現実を目の当たりにしたという。「古関の功績は必ず後世に残さなければならない。第2弾商品も近く発売する」と意気込んだ。

 新商品は飲料用紙容器12袋入りで864円。