朝ドラ舞台・川俣!ガイド冊子が完成 古関青春の地を巡る情報

 
古関とゆかりのある川俣町をPRする冊子「エールの舞台”川俣”特別ブック 川俣を巡る」

 作曲家・古関裕而をモデルにしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放送に合わせ、古関とゆかりのある川俣町をPRする冊子「エールの舞台"川俣"特別ブック 川俣を巡る」が22日までに完成した。NHKサービスセンターと町が共同で製作した。

 同町は古関の母ヒサさんの出身地。古関は福島商業学校(現福島商高)卒業後、当時あった伯父経営の「川俣銀行」(現東邦銀行川俣支店)の行員として2年間勤務した。

 冊子では、絹織物産業として栄えた町の当時の様子を撮影した写真をはじめ川俣銀行や実際に古関が使っていたオルガンなど古関ゆかりのスポットやエピソードを紹介。また、「古関裕而の川俣青春記」と題した漫画も掲載しており、古関と妻金子の出会いの一幕が描かれている。

 町内施設で配布

 町は冊子を6月1日に全戸配布する。公共施設や道の駅川俣などでも配布している。町の担当者は「冊子を通じて、町内外の人に古関ゆかりの町の魅力を広く発信できれば」と話した。問い合わせは町産業課へ。