本宮で歌手・伊藤久男の功績紹介 朝ドラ・エール合わせ企画展

 
伊藤が使ったとされるピアノなど、貴重な遺品や写真が並ぶ会場

 作曲家古関裕而がモデルの朝ドラ「エール」の放送に合わせ、本宮市は30日、市白沢ふれあい文化ホールで古関の親友で同市出身の昭和のスター歌手伊藤久男の功績を紹介する企画展を始めた。伊藤が使ったとされるピアノなど貴重な遺品や写真を展示している。7月5日まで。観覧無料。

 顕彰団体「伊藤久男モニュメント実行委」の協力で、伊藤の子ども時代から晩年までの写真やレコード、楽譜、愛用のネクタイ、紅白歌合戦出場時のトロフィーなど約130点を展示している。

 伊藤は1932(昭和7)年、コロムビア歌手に応募し合格、33年に「今宵の雨」でデビューした。

 その後、古関作曲の「イヨマンテの夜」や「栄冠は君に輝く」などを歌い、多くのヒット曲を世に送り出した。朝ドラでは、伊藤がモデルの佐藤久志役を俳優の山崎育三郎さんが演じている。

 時間は午前9時~午後5時。月曜日は休館。問い合わせは同ホール(電話0243・44・3185)へ。