「まちなか青春館」福島に6月20日オープン!古関ゆかりの品々

 
20日の開館を前に施設内が公開された「古関裕而まちなか青春館」

 朝ドラ「エール」に伴い企画され、開所が延期されていた「古関裕而まちなか青春館」は20日、福島市大町のNTT東日本福島支店大町ビルにオープンする。作曲家古関裕而が福島で過ごした青春時代が主なテーマ。18日に内覧会が開かれ、写真や資料、ゆかりの品々など約140点がお披露目された。

 各商店街や福島商工会議所などでつくる実行委員会の主催。開館は11月30日まで。展示のうち、古関の生家「喜多三呉服店」の大型看板、古関と作詞家野村俊夫(福島市出身)が手掛けた「福島ブルース」「ふくしま小唄」などを収録した幻のSPレコード、古関が戦前に同市で家族を撮影した8ミリフィルム映像は初公開。福島の街並みや時代背景を伝える資料なども並ぶ。

 青春館は、観光客の街なか周遊拠点にもなる。実行委員長で県庁通り商店街振興組合理事長の中野義久さん(41)は「街なかに活気をもたらし、観光客が楽しめる施設にしたい」と意気込んだ。時間は午前10時~午後4時。入場無料。

 「エール展」19日開幕

 福島市とNHKが企画する「エール展」は19日、同市大町の「チェンバおおまち」で始まる。朝ドラの撮影セットなどを展示する。