郡山市ゆかりの４人組男性ボーカルグループ「ＧＲｅｅｅｅＮ（グリーン）」が歌う朝ドラ「エール」の主題歌「星影のエール」のＣＤが２４日、発売された。発売を受け、ＧＲｅｅｅｅＮは福島民友新聞社に県民へ向けたメッセージを寄せ「福島にもらった優しさを胸に今も唄っている」と思いを明かした。

　エール制作陣によると、ＧＲｅｅｅｅＮは本県で結成されたことに加え、人生の応援歌とも言える曲を数多く発表していることなどから主題歌を依頼した。ＣＤには、新曲の「ハローグッバイ　ｂｙ"ＳＴＡＹ　ＨＯＭＥ"」、震災１０年を迎える本県への思いを歌った「福ある島」なども収録されている。

　モデルの古関裕而の古里・福島市のＣＤ店「バンダレコード福島西道路店」では、特設売り場を設けて大々的にＰＲしている。同店の長沢悠子さん（４０）は「これまでもお客さまから主題歌の問い合わせが多かった。発売とともに売れ行きが好調で、すでに追加発注している」と語った。

　【ＧＲｅｅｅｅＮ・福島県民へのメッセージ】

　今回、改めて音楽を通じて、ＧＲｅｅｅｅＮのふるさと福島と繋（つな）がることができて本当に嬉（うれ）しく思っております。

　三春の滝桜、磐梯山、猪苗代湖、思い出のライブハウス、練習場所がない時に行ったダム、ＣＤショップや、歌詞を書く際に籠（こ）もった喫茶店など、まだ歯科医師でもＧＲｅｅｅｅＮでもなかった頃から、僕らを支えてくれたのは、福島の雄大な景色や、そこで出逢った素敵な福島の方々でした。

　福島にもらった優しさを胸に今もＧＲｅｅｅｅＮは唄っています。

　福島の皆さんへ！　届け、エール！