愛知・豊橋で福島県産品『好評』 ヤマサちくわのキャンペーン

 
ヤマサちくわ直営店で来店購入者に贈られている県産品

 朝ドラ「エール」のモデルとなった福島市出身の作曲家古関裕而の妻金子(きんこ)の出身地愛知県豊橋市に本社を置く魚肉練り製品の製造・販売会社「ヤマサちくわ」のキャンペーンが好評だ。朝ドラを契機に本県との交流を深めようと、買い物客に本県の特産品を贈る企画を始めたところ人気を集め、例年の2倍以上の来店者となった。

 同社の名物は豊橋名産のちくわで、古関夫妻も好んで食べ、朝ドラにも登場した。キャンペーンは6月27日から始まり、今月12日までの予定で、同社での買い物客への景品として「柏屋薄皮饅頭(まんじゅう)」「太陽堂むぎせんべい」「金水晶純米酒」など約10種類を用意した。買い物客から「朝ドラで見たまんじゅうが食べたかった」「福島を身近に感じた」との声が寄せられたという。

 今後、同社は朝ドラで生まれたつながりを深めるため、さらなる交流を実施していく予定。同社営業推進室の早川智章さんは「朝ドラの放送後も食文化や伝統文化を通して深い付き合いをしていきたい」と語った。