「古関裕而展」8月1日開幕 とうほう・みんなの文化センター
福島市出身の作曲家古関裕而の音楽人生を福島民友新聞の記事を通じて紹介する企画展「古関裕而が生きた時代~福島民友新聞で振り返る歴史のアルバム」は8月1日に開幕する。30日は会場となる福島市のとうほう・みんなの文化センターで設営作業が行われた。
企画展では、古関が英国の作曲コンクールで入選したことを報じた1930(昭和5)年の記事や、古関が福島市初の名誉市民となり、記念の音楽祭が開かれたことを報じる79年の記事などをパネルで展示。写真や楽譜なども含め約120点を紹介する。
福島民友新聞の元記者で、古関と共に名曲を生み出した作詞家の野村俊夫関連の展示も豊富だ。野村が記者時代に吾妻山遭難事故について報じた26年の記事や、野村が後に記者時代の思い出を語る55年の記事などが展示される。
このほか、NHK福島放送局の協力で、古関夫妻をモデルとした朝ドラ「エール」の出演者の等身大パネルも展示する。
企画展は福島民友新聞社の主催、県文化振興財団、古関裕而記念館の共催。23日までで、3、17日は休館。入場無料。時間は午前9時30分~午後5時。
10日には同市の福島駅前通りで、関連事業として古関メロディーをテーマとした音楽イベントを開催する。
問い合わせは福島民友新聞社事業部(電話024・523・1334)へ。
刑部さん10日講演会
福島市と福島民友新聞社は8月10日午前10時から、福島市のとうほう・みんなの文化センターで、朝ドラ「エール」の風俗考証を務める刑部(おさかべ)芳則さん(43)=日大商学部准教授=の講演会「古関裕而からの応援歌」を開く。入場無料。
刑部さんは昭和歌謡史に精通し、著書「古関裕而―流行作曲家と激動の昭和」も好評を集めている。講演では古関の足跡や作品などを紹介する。刑部さんは「あまり知られていない古関メロディーも紹介しつつ、古関さんの人柄や福島との関わりについて話したい」と語った。
定員は150人。事前に福島民友のウェブサイト「みんゆうNet」で申し込みが必要。受け付けは8月9日正午まで。定員になり次第締め切る。
問い合わせは福島民友新聞社事業部(電話024・523・1334。平日午前10時~午後5時)へ。
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