ダンスや歌、元気届ける 福島で「古関メロディーinホコ天」

 
駅前通りを舞台にパフォーマンスを披露する参加団体=10日午後、福島市

 福島市の福島駅前通りを歩行者天国にして古関裕而メロディーを響かせるイベント「古関メロディーinホコ天 明日へのエール」が10日行われた。市内ダンススタジオのメンバーが古関の行進曲などに合わせて踊りを繰り広げ、通りを歩く人たちに元気を届けた。

 福島民友新聞社、市振興公社の主催。ブラスアンサンブル「輝響」(福島市)が演奏する古関の名曲とともに、福島市のダンスファクトリーKマニフィック、波恵ダンス・カルチャーパーク、ダンススタジオViVidのメンバー計約200人が踊った。沿道にいる人たちが次々ダンスに参加するパフォーマンスも披露した。またシンガー・ソングライターの氏家エイミーさんが古関の曲を歌った。

 「栄冠は君に輝く」の演奏に合わせて踊ったダンスファクトリーKマニフィックの児童(10)=清水小4年=は「緊張したけど楽しかった。(古関という)すごい人が地元にいたことが改めて分かった」と笑顔を見せた。

 古関の曲が好きでイベントを見に来たという福島市の会社員女性(50)は「闘魂こめて」「オリンピック・マーチ」などの演奏に「聴いているとウキウキしてくる。今年は朝ドラもやっているので、全国の方に古関を知ってほしい」と話した。