古関の名曲「高原列車は行く」に思い寄せ 猪苗代で沼尻軽便鉄道写真展

 
沼尻軽便鉄道の写真が並ぶ会場=猪苗代まちのえきまるしめ

 作曲家古関裕而(福島市出身)と作詞家丘灯至夫(小野町出身)による名曲「高原列車は行く」のモデルとなった「沼尻軽便鉄道」の写真展が、猪苗代町で始まった。

 朝ドラ「エール」の人気もあって、訪れた人たちが当時の車両をはじめ、町の景色や人々の暮らしを収めた貴重な写真などを眺めている。

 町商工観光課の主催。沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会の協力。道の駅猪苗代、猪苗代まちのえきまるしめ、町体験交流館学びいなの3会場で、同会が保管している沼尻軽便鉄道の写真や当時の切符、鉄道模型などの資料計約40点を展示している。

 当時としては珍しいカラー写真もある。また、当時の映像を基に同会が制作したDVDを見ることもできる。

 また、3会場を巡るスタンプラリーが行われており、スタンプを集めると、道の駅の観光案内所で同鉄道のペーパークラフトがもらえる。会期は9月30日まで。時間は午前9時30分~午後4時30分(道の駅は同4時終了)。

 道の駅は期間中無休だが、まるしめは毎週木曜日、学びいなは24日、9月14、28日休館。

 問い合わせは町商工観光課(電話0242・62・2117)へ。