「福島子供盆踊り」振り付け図解展示 古関が作曲、まちなか青春館

 
見つかった振り付けの図解資料

 福島市の盆踊りの伝統の楽曲といえば「福島子供盆踊り」。1958(昭和33)年発売のレコードに添付された振り付けの図解資料が見つかった。同市のNTT大町ビルで開催中の「古関裕而まちなか青春館」で展示されている

 古関裕而が作曲し、市教委が市内の小学生らから歌詞を公募して作られた。複数の歌い手の一人は当時17歳だった歌手安田祥子さん。振り付けは日本コロムビア専属で「民謡の大家」とされた今泉かほる氏が担当したことが分かった。

 図解資料はレコード所有者の同市の小野光代さん(53)方で発見。新型コロナで多くの盆踊りが中止で「今年踊れないのは残念」と小野さん。レコードは同青春館で一日2回(午前11時と午後2時)再生されており、盆踊り気分を味わえる。