「伊藤久男展」さらに充実!本宮の2会場 エール本放送再開で

 
伊藤が使ったピアノや写真が並ぶ会場=市歴史民俗資料館

 福島市出身の作曲家古関裕而がモデルの朝ドラ「エール」本放送再開に合わせ、本宮市出身の歌手伊藤久男の写真展が一部の展示内容を変えて、市内の蛇の鼻と、市歴史民俗資料館の2カ所で開かれている。伊藤は古関の親友で朝ドラでは山崎育三郎さん演じる佐藤久志のモデルとなっており、展示会も人気を集めている。

 【蛇の鼻】伊藤久男の幼少期や芸能生活時の写真約30点が並ぶ。伊藤と蛇の鼻との関わりも紹介している。会場では、伊藤のデビュー30周年音楽会を祝って、古関裕而と福島市出身の作詞家野村俊夫が、伊藤に贈った歌謡曲「あぶくま川」の貴重な楽譜も展示している。グッズ販売もある。午前9時~午後5時。問い合わせは同園(電話0243・34・2036)へ。

 【市歴史民俗資料館】写真や伊藤久男が使ったピアノなどを展示している。古関裕而が「伊藤君のような本当に男性的な歌手は生まれてはこないであろう」と思いをつづった寄稿文も展示。記念歌碑がある花山公園や墓がある石雲寺など、伊藤にゆかりのある市内のスポットも紹介している。午前9時~午後5時。月曜日休館。問い合わせは同館(電話0243・33・2546)へ。