好評!ブックカバーに古関裕而イラスト 出身地・福島アピール

 
古関裕而のイラストがデザインされた福島市書店協同組合作成のブックカバー

 福島市内の書店などで書籍を包む紙製ブックカバーに、同市出身の作曲家、古関裕而がイラストになって登場し、評判を呼んでいる。

 同市書店協同組合が、朝の連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルになった古関と、出身地福島をいっそうアピールしようと作成した。

 デザインは3種類あり、同市の古関裕而記念館をバックにタクトを振る古関や、ハモンドオルガンを弾く古関のイラストと、音符が組み合わされている。

 いずれも同市が作成した「古関裕而のまち・福島市」のロゴ入り。3種類とも新書・文庫の包装に対応。一般の単行本に対応するのは1種類のみ。

 また、カバーの折り返し部分には、古関裕而記念館公式ウェブにつながるQRコードが印刷されており、スマートフォンなどで「古関情報」が手軽に検索できる。

 カバーは、同組合加盟書店で書籍を販売した際の包装サービスに活用されている。福島市に本店がある書店の、郡山、会津若松両市の支店でも活用されるという。枚数に限りあり。

 同組合の小林政敏専務は「県中小企業団体中央会の補助事業で、市や印刷会社の協力を得て、良いものができた。(コロナ禍の影響で再放送が続いていた)ドラマ『エール』の本放送再開ともタイミングが合い、店頭でもより積極的に古関裕而とその古里をPRしたい」と話している。