作詞家・野村俊夫「作品集」販売開始!歌謡史刻む22曲をCD化

 
店頭に並ぶCD「野村俊夫作品集」 =バンダレコード福島西道路店

 作曲家古関裕而とコンビで名曲を送り出した元福島民友新聞記者・作詞家野村俊夫の作品を収録したCD「野村俊夫作品集~東京だョおっ母さん」が日本コロムビアから発売された。野村の作品集としては32年ぶりのCD化で、タイトルにある「東京だョおっ母さん」など珠玉の22曲が収録されている。

 野村は1904(明治37)年、福島市に生まれた。古関の5歳年上で、幼少時は古関の兄貴分で遊び仲間だった。24~31年に福島民友新聞記者として勤務し、古関に誘われる形で上京した。古関のデビュー作「福島行進曲」は野村の作詞家デビュー作でもある。

 CDには「湯の町エレジー」や「バラと蜜蜂」「暁に祈る」「ほんとにほんとに御苦労ね」などのヒット曲が収録された。付属のブックレットには福島民友新聞の紙面も掲載されている。作品集には福島民友新聞社も「協力」として名を連ねた。

 福島市のCD店「バンダレコード福島西道路店」では、朝ドラ「エール」や古関関連の売り場にCDが並んでいる。丹治哲承店長は「朝ドラの影響で野村俊夫に注目が集まっている。この機会にぜひ野村の魅力も知ってほしい」と語った。

 値段は2750円で、予約、購入は最寄りのCDショップ、またはコロムビア公式通販サイト「コロムビア・ミュージックショップ」で