「エールビール」第6弾!福島県3醸造所連携 黒ビール発売へ

 
タンクに麦芽を投入する関係者

 NHK朝ドラ「エール」の放送に合わせた限定ビールの仕込み作業が5日、福島市の福島路ビールで行われた。県内三つのビール醸造所(ブルワリー)が連携し、11月10日ごろに華やかなホップの香りが楽しめる黒ビールの発売を目指す。

 限定ビールは福島路ビールと朝ドラのモデルとなっっている同市出身の作曲家古関裕而にゆかりのある地域などの醸造所が一緒に製造している。今回は第6弾で、南会津町の南会津マウンテンブルーイング、桑折町の半田銀山醸造所ブリュワリーが協力。5日は関係者がタンクに麦芽を投入した。約1カ月の発酵・熟成を経て完成する見通し。

 福島路ビールの吉田真二醸造責任者は「県内のブルワリーが力を結集して造る地ビール。朝ドラ放送で福島を訪れる観光客にも飲んでもらいたい」と話した。

 商品名は今後決める。価格は1本(330ミリリットル)で632円。三つの醸造所やスーパーなどで2000本を販売する。問い合わせは福島路ビール(電話024・593・5859)へ。