作曲家・古関裕而『自筆譜』見に来て!JR久ノ浜駅でパネル展

 
JR久ノ浜駅でお披露目された古関の自筆譜などを紹介したパネル

 久之浜・大久地域づくり協議会は7日、いわき市久之浜町のJR久ノ浜駅で、福島市出身の作曲家古関裕而が手掛けた久之浜一小校歌の自筆譜のパネル展示を始めた。来年3月31日まで。

 古関の自筆譜は4月、校長室の金庫から発見された。同協議会は同校と協力し、市民に自由に見てもらう機会を提供しようと展示を企画。楽譜の複製などで構成する縦約90センチ、横約60センチのパネル3枚を用意した。

 パネルでは、校歌の制作に携わった古関や作詞家の西條八十、地元出身歌手の霧島昇の生い立ちなどを紹介。1953(昭和28)年に開かれた校歌発表会の写真や、校歌を試聴できるQRコードも掲示している。

 同協議会の阿部忠直さん(74)は「市民や旅で訪れた人たちに、地域の宝をぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けている。同駅は無人駅のため、24時間観覧することができる。問い合わせは同協議会事務局(電話0246・82・2111)へ。