「エール展」来場者1万人達成 古関グッズなど記念品贈呈

 

 福島市出身の作曲家古関裕而をモデルとしたNHKの朝ドラ「エール」の放送に合わせ、6月に福島市・チェンバおおまちで開所した「エール展」が29日、来場者1万人を達成した。同日、会場で達成イベントが行われ、来場者に記念品が贈呈された。

 1万人目となったのは須賀川市の渡辺純子さん(60)と福島市の吉田美智子さん(60)の同級生2人組。矢吹町出身の旧友で、「エール」をきっかけに見学に訪れた。福島市観光コンベンション推進室の清野良彦室長が同市産リンゴや古関グッズを贈った。

 吉田さんは「幸運に恵まれてうれしい」と喜び、渡辺さんは「ドラマのシーンを思い出した」と展示を楽しんだ。開所から4カ月超で来場者1万人を迎えた「エール展」には、劇中で使われた衣装や小道具、呉服店「喜多一」セット、登場人物パネルが並んでいる。