東邦銀行・旧社歌も『古関作曲』 社歌収録CD・12月に発売へ

 
古関作曲の社歌を演奏する合唱部と吹奏楽部のメンバー

 日本コロムビアは、福島市出身の作曲家古関裕而が作曲した社歌、企業ソングを集めたCDを12月に発売する。福島市の東邦銀行本店では31日、音源となる古関作曲の旧社歌の収録が行われた。「ああ栄えゆく県民の 富をまもりてゆくところ」。歌う人を元気づけるようなメロディーが、同行合唱部と吹奏楽部の演奏で久しぶりに復活した。

 旧社歌は、行内募集で選ばれた梁川支店長大友文治氏の歌詞に古関が作曲し、1949(昭和24)年に行員に披露された。新社歌が制定された91年まで約42年間、行員に親しまれた。

 収録には、合唱部と吹奏楽部の23人が臨んだ。合唱部の石井徹部長(55)は「古関先生の歌だという重みを感じる」と語った。CDの名前は「古関裕而秘曲集~社歌・企業ソング編」で、12月23日に発売予定。CD2枚組で全40曲程度収録。3300円。