「古関裕而記念館」入館者70万人達成! 福島で記念セレモニー

 

 福島市の古関裕而記念館は6日、入館者70万人を達成した。70万人目の入館者となった千葉県館山市の川村ひろみさん(70)に記念品が贈られた。

 ひろみさんは福島市出身の夫の藤夫さん(80)と訪問。記念セレモニーでは、西坂邦仁市民・文化スポーツ部長と村上敏通館長がひろみさんに古関グッズなどの記念品を贈った。

 夫婦は朝ドラ「エール」のファンで帰省を機に来館した。ひろみさんは「記念すべき70万人に選ばれ、良い思い出。ロケ地巡りも楽しみたい」と笑顔を見せた。藤夫さんは「郷土の先輩が全国に注目されて誇らしい」と語った。

 20年度すでに「4万人」

 同館は1988(昭和63)年に開館。「エール」の放送決定前の近年の入館者数は年間1万2000~1万5000人ほどだった。昨年度は約2万9000人、本年度はコロナ禍で休館したにもかかわらず、すでに約4万人が訪れている。村上館長は「朝ドラ効果とGoToキャンペーンが重なって来館者が多い。全国に古関の功績を発信していきたい」と語った。