古関ゆかりの地...教会に響く「長崎の鐘」 福島で街歩きツアー

 
紺野さんが歌う「長崎の鐘」を聞き入る参加者=福島聖ステパノ教会

 福島市の日野屋楽器店副店長の本間梨華さんと同市出身のソプラノ歌手紺野恭子さんが企画した「作曲家古関裕而ゆかりの地を巡る街歩きツアー」が3日、同市で行われた。ツアーでは、朝ドラ「エール」に登場した市内の教会でサプライズコンサートが催され、紺野さんが古関メロディー「長崎の鐘」を披露した。

 約20人が参加した。古関誕生の地や古関裕而まちなか青春館などをガイドと巡った。その後、福島聖ステパノ教会に移動し、ドレス姿に着替えた紺野さんが歌う古関作曲の「長崎の鐘」に聞き入った。

 参加した福島市の会社員、男性(37)は、「普段何げなく歩いている街の見え方が変わった。紺野さんの歌は心に響くものがあった」と満足げな表情で話した。