福島市出身の作曲家古関裕而をモデルとしたＮＨＫ朝ドラ「エール」の主人公裕一役の窪田正孝さん（３２）から、次作「おちょやん」の杉咲花さん（２３）へ主演をバトンタッチするセレモニーが１９日、大阪市のＮＨＫ大阪放送局で開かれた。

　窪田さんは「スタッフやキャストと本音で言い合える関係性を築くことが長い撮影期間を乗り切るこつ。自分の感性を大事に作品に挑んでいければ大丈夫」と激励。大阪の喜劇俳優役の杉咲さんは毎朝「エール」を視聴していたとし「相手を思いやる温かさが真っすぐ伝わるすてきな作品だと感じた」とコメントした。

　恒例のプレゼント交換で窪田さんは本県産の完熟リンゴ、杉咲さんは番組特製デザインの座布団を贈った。完熟リンゴを受け取った杉咲さんは「撮影の合間はフレッシュなものが食べたくなるので、みんなでおいしくいただきます」とコメントした。「エール」の最終回は２７日で、３０日から「おちょやん」が始まる。