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07.1.13
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ヤドリギ鮮やかに
雪景色に鮮やかなアカミヤドリギ(赤い実)とヤドリギ(黄色い実)=北塩原村・裏磐梯 
雪景色に赤々と
 葉を落とした大木の枝先に、大きな鳥の巣のように、丸く繁茂するヤドリギ。裏磐梯周辺では、この冬、少なかった雪もようやく降り積もり、一面の雪景色に赤や黄色の実が鮮やかに映える。

 ヤドリギは、ブナやミズナラなど、主に落葉広葉樹に寄生する植物。宿主に根を食い込ませて栄養や水分を得るが、自らも養分をつくるため半寄生植物と呼ばれる。

 ヤドリギの果実は、ヒレンジャクやキレンジャクの大好物。実を食べた鳥が粘る種子の入ったふんをして、それが枝に付いて繁殖する。裏磐梯では、レンジャクが群れをなして実をついばむ光景を見ることがあるという。
 (写真と文・矢内靖史カメラマン)
 


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