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06.05.04
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ユニークなコチャルメルソウ(南相馬)
新緑の渓谷で不思議な形の花を咲かせるコチャルメルソウ=南相馬市原町区・太古林道
直径5ミリ、新緑の渓谷にたたずむ
 新緑の渓谷にひっそりとたたずむ小さな花。直径五_程しかない緑色の花はまったく目立たない。しかし、よく見ると魚の骨のような花びらがとてもユニーク。南相馬市原町区大原の太古林道ではコチャルメルソウが花盛りを迎えている。

 山地の谷沿いに生える多年草で、4月末から5月に15センチ程度の花茎を伸ばし五個前後の花を付ける。果実の形が屋台ラーメン屋が吹くチャルメラに似ていることから名付けられた。
 県植物研究会の伊賀和子さんによると、葉は一年中あるが花をつけても地味で気付かない人が多いという。「名前も花の形も楽しいのに残念ですね」と笑う。(写真と文=矢内靖史カメラマン) 
 


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