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06.05.15
初夏告げるアマガエル
田植えの済んだ水田のあぜに潜むアマガエル=福島市佐原
田植え進む水田で“大合唱”

 県内各地で田植えが進む中、水田に響くアマガエルの鳴き声が活発になってきた。福島市佐原の水田では田植えが真っ盛り。アマガエルの大合唱は田植え機の音もかき消すほど。


 鳴くのは雄だけ 

 日本には2種のアマガエルが生息するが、ニホンアマガエルは全国に分布するなじみ深い種。カエルが鳴くのは雄だけで、縄張りを宣言したり雌を誘ったりする。しかし、アマガエルは低気圧が近づくと興奮して鳴きだすのが名前の由来。

 繁殖期以外は陸上で生活し、昆虫やクモを捕食する。カエルの大きな目は動くものには敏感だが細かな識別は苦手で、動かないものは決して食べないという。(写真と文=矢内靖史カメラマン) 
 


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